Profile of Sakutaro Nakagawa

大学は法学部に入り法律家を目指しますが、2年生のときわが道ではないことに気づき、それからいろいろ自分を生かす道を探し始めます。卒業後3年ほどして、広告コピーライターの存在を知り、勉強を始めました。久保田宣伝会議の講座を受講し、運良く梶雄輔氏に声をかけられ、日本デザインセンターに入社。コピーライターをしながらデザイン、アートに興味を持ち、創作活動をするようになりました。和紙をちぎり、『ちぎり文字のことば』として発表します。 中でも『百笑』は、中川さくたろうの生み出した独自の世界で、ＮＨＫの『おしゃれ工房』（2001年12月・2003年4月）に出演し、ちぎり絵とは一味違った新しいジャンルとして注目されました。2006年東京の青山円形劇場で公演された日本舞踊『百笑（ももえ）』の美術をちぎり文字で表現し、作詞も担当。広告制作としては『大物を育てるには天井を高くするとよい』というキャッチフレーズでミサワホームのＴＶコマーシャルを10年ほど企画・脚本・演出しＡＣＣ賞優秀賞を受けました。ミサワホームの商品でグッドデザイン賞グランプリを受けた『蔵のある家』の企画に参加、ネーミングとロゴを手がけました。
2008年から、親子で歌う『だめっちゃ　めっちゃめっちゃっちゃ』、幼子が母親に歌う『ぼくのこころ』、ホテルラフォーレ東京で2003年に開催したダイアナ妃をテーマにした展覧会『ディア・プリンセス』の詩をアレンジした曲など、作詞家名中川トマスで歌詞を書き、音楽プロデュースも手がけています。